ユルユル女子のつぶやき。

ex.Baby Leaf│ex.バンドマン│のひねくれた性格からエッセイ的なの書いてみました。

「新連載♡ 遊ばれくんと遊びちゃん」

さっき真面目なブログを書いた直後ですが

アラサーちゃんが好きすぎてどーしても描きたいので自己満ですが!!!!

暇だったら読んでね!私のクズ度合いがよーく分かるよ🙋❤️

 

 

~登場人物~

 

□遊ばれくん

⇒ライブハウスで働いている22歳。特に夢はないがいつか幸せになりたい。遊びちゃんと出会い恋をし、一線は超えたものの、なかなか恋人関係になれないことを悩んでいる。

 

□遊びちゃん

⇒元クズくんに恋をしている20歳。ライブに通うものの元クズくんとなかなか距離が縮まず、イライラしている。その気持ちは誰にも埋められないと分かってはいるが、最近のお気に入りは遊ばれくん。

 

□元クズくん

⇒バンドでギターボーカルをしている22歳。居酒屋でバイト中。つい最近まで三股をかけていたにも関わらず、元クズちゃんと付き合い、クズ脱却に成功。あまり喋らないタイプだが意外と甘えたがり。

 

□元クズちゃん

⇒昔バンドでギターをしていた22歳。バンド時代はクソビッチと名高いクズをしていたが、元クズくんと付き合い、クズ脱却に成功。今は本屋勤務。普段はニコニコしているが怒ると物に当たる。

 

 

 

 

 

 

■遊びちゃんの結論■

 

遊びちゃんは考えていた。

「私、遊ばれくんと、元クズくん。本当に好きなのはどっちなんだろう…😖⚡️」

 

 

《遊ばれくんの好きなとこ》

優しい(何言っても怒らない)

話を聞いてくれる(共感しつつ質問もしてくれる)

会いたいと言ったら来てくれる(LINEの返事も激早)

私のテクにちゃんと反応してくれる(チョロい)

車を持っている(お迎えとか頼めちゃう)

セックスがそれなりに上手(愛はもらえる)

 

《元クズくんの好きなとこ》

かっこいい!!!!

雰囲気がいい!!!

たまに見せる笑顔が可愛い!!!

めっちゃSそう!!!

セックスしてみたい!!!!

 

 

「んんん。まぁでも元クズくん、バンドマンだし、お金とかも無さそうだし、打ち上げで女の子と話したりもするだろうし、彼女になってもしんどいかな…。

 

やっぱり遊ばれくんの方が安心感もあるし、一緒に居て気を使わないのもいいところ〜。何でも話せるし…相談とかもしやすいし…生涯幸せにするって誓ってくれそうだな〜。」

 

 

 

 

 

そして生まれるのがこの名言!!!!!

 

 

 

「遊ばれくんの彼女になったら楽だろうな👻❤️」

 

 

 

楽な恋愛を求めてるとは言っていない!!

 

 

 

 

■遊びちゃんの呼び出しテクニック■

 

仕事終わりに急に電話がかかってきた遊ばれくん。

 

「会いたいの…。」

遊びちゃんの甘えた声!!

僕はわかっている!!こんな声には騙されない!!

ため息混じりにこう言った。

「でも今日は仕事で疲れてるからあ~。」

 

会いたい気持ちはあるが甘やかしていてはいつまで経っても彼氏には昇格できない。

僕なりの策だ!!

 

遊びちゃんが黙っている。

沈黙三秒ぐらいで悲しんでるであろうその顔が脳裏に浮かんだ。

だが、僕は心を鬼にし、黙っている。それもこれも僕の未来のため…。

 

すると今にも消えてしまいそうな切ない声が画面の奥から聞こえてきた。

 

 

 

 

「嫌…??」

 

 

 

 

 

 

 

「嫌…ではないけどさ…。」

 

 

 

 

 

結局、遊びちゃんの口車に乗せられた遊ばれくんは

30分後、車でお迎えに向かう。

 

 

 

遊びちゃんは分かっている。

「遊ばれくんは自分にめちゃくちゃ会いたいと思っていること。」

しかし、遊ばれくんも知っている。

「遊びちゃんは今、自分にめちゃくちゃ会いたいと思っていること。」

 

 

 

 

今会いたい人と常に会いたい人。

どちらが強いかは一目瞭然である!!!!!!

 

 

 

■元クズくんが手に入らない■

 

TwitterのDMしかできないバンドマンとお客という関係。なんとかしてこの壁を越えたいと、遊びちゃんは考えていた。

 

『お疲れ様です🎀』

『おー!おつかれ!』

『来週のライブ取り置きいけますか???💕』

『いつもありがとう!取り置き了解でーす!』

『DM通知来なくてお返事気づけないのでLINEよければ教えてもらえません??』

 

本日の本題はこれだ。

LINEが知りたいのである。

 

なので、ここは敢えて絵文字を使わない。

本当にDMがめんどくさいです、という事を示している。

絵文字をつけてしまうと、キャピキャピと連絡先教えてください❤️と言っているのと同じだし

業務的に言うこと、そして理由が不便だからということで、大半の男たちはすぐに連絡先を教えてくれる。

 

向こうにとっても都合がいい。

なぜ教えたのかと聞かれたら「仕方なかった」と言える理由もこっちから用意してあげている。

 

遊びちゃんは少し自信があった。

 

 

元クズくんはもちろん困った。

だが、そもそも客にLINEを教える気はない。

客と友達との線引きでもある。

ただ、"通知が来ない"(本当は全然来るだろうけど)という理由に対し、どう断ればいいんだろうと少しだけ悩んだ。

 

そして元クズくんはこう返した。

 

「LINEは友達にしか教えてないねん!ごめんな💦来週、また会えるの楽しみにしてるな~!」

 

 

遊びちゃんはこの返事を読んで心がグッと締め付けられている。

 

・遊びちゃんはそもそも友達じゃない

・理由付けなんて虚しくスルーされている

・でも来週来てくれなくなるのは困るので、来ることを前提に一文付け加える

・ライブを見に来る事ではなく、敢えて会えるのを楽しみにしているという締めくくり。

 

そしてなによりこんな簡潔な一文

・なんか粘りづらい!!!

 

 

 

 

 

 

 

遊びちゃんは黙ってTwitterを閉じると、LINEを開いた。

 

テテテテテテテテテテン…

 

 

 

「会いたいの…。」

今日も遊ばれくんと遊ぶことにした。

 

 

 

 

 

ちなみにあんな風に業務的に理由付けまでしっかりしてくるタイプはプライドも高いので

ハッキリ友達ではないと言ってしまえば、まず粘っては来ない!!!!!!!

そして"LINE交換"が目的であり、"通知来ない"なんて理由は、彼女にとってそこまで問題ではないので

そんなとこはフル無視でも大丈夫。

 

 

 

意外と手ごわい

元、クズくん。

 

___________________

わーい皆さんどーでしたか❤️❤️

こんな感じでどんどん書いていこうと思っています✨

最強にリアルに書いてありますが、登場人物は完全なるフィクションですので

誰がモデルですか?は聞かないでね~笑

 

 

ちなみに二本目の遊びちゃんの呼び出しテクニックは私もよく使います🙆✨

 

 

ありがとう〜( ・ω・ )/

「バンドのない生活をしてみて。」

バンドで音を出すっていうのは素敵だと思う。

アコギで歌を作る私には

ドラムとベースをする人がいない限り、どんなに作っても完成形にはたどり着かない。

そんなもんだって気づいた頃には一人でぽつんだ。

 

 

お手伝いもできない。お手伝いにならない。

センターに立つ人間はいつでもバンドの中心だと思ってるから。

ライブハウスにたまに行くといいなあって思う。

私もやりたいなあ、また。って思う。

 

 

でもそれはライブをやりたいんじゃない。

 

 

みんなでしょーもない話しながらやるスタジオ

次何やる?ってみんなで机を囲んでる時間

今日なんか緊張する~って笑う本番前

作った歌に対してのメンバーからのいい反応

 

 

そーやって楽しくやってる時間が私は恋しくなる。

 

 

"楽しい"を忘れてた。

なんかややこしい事ばっか考えてた。

"売れる為" "どうにかする為" "誰かに言われたから"

"次はこうしなくちゃ"

 

 

考えなきゃいけないことだろうけど

大事なことを忘れてたなぁって思います。

 

 

いつかまたそのステージに立つ日がくるなら

次は忘れたくないな。

 

 

"バンドって楽しいって事"

「バンドマンに恋をしたら。」

そして彼女になったら。

 

 

約束の時間になっても開かないドア。

約束の時間になっても鳴らない電話。

もしかしたら…他の誰かと…まさか…ね。

まぁ1回だけ…。鳴り響く発信コール。

 

 

"めんどくせえんだよな、俺の彼女…。"

 

 

…はっ!と我に返り急いで切ったコール。

 

 

不安なまま眠気と共に落ちて。

やけにぱっちりと目覚める明け方。

 

 

「ごめん、潰れて爆睡してた。」

 

 

すぐには返さない。返せない。

ただ画面を見つめ、深呼吸をする。

ふぅーーー。ふぅぅぅぅぅぅぅ。

 

 

「おはよ!全然大丈夫だよ!お疲れ様!!」

作り笑顔ではない。

 

 

「めっちゃ疲れたー。でもすごく楽しかったよー。」

 

 

あなたが楽しんでいる間

待っていた。私はずっと。あなたからの電話。

 

 

…でも。

バンドマンのあなたを支える彼女として。

 

「そうなの!どんな打ち上げだったの?笑」

 

 

私は笑ってそう聞いた。

 

 

最近友達にバンドマンの彼女になってみたいと言われました。

これからのお話は

今だから!バンドマンを辞めた今だから!言える話!!!!!

多分バンドマンの私と付き合っていた元彼氏たちがこの話、共感するかもしれません。ほんとすいませんでした。

 

 

バンドマンは付き合いたくない職業ランキング殿堂入りの3B。

冒頭の文のように耐えなきゃいけないことはたくさんあります。

付き合いたくない理由として

「お金がない」が有名ですが、そんなのどうでもよくなるくらい大変だって思ってます。(ごめんなさい)

 

 

でもとっても"かわいい"です。

というのも、

総じて思うのは普段はかっこつけてるだけで

本当は結構弱い。ガラスのハートだからです。

傷つくのも傷つけるのも怖いって人が多いイメージです、イメージ。笑

 

 

だからその友達に言いたいのは

あのステージに立っている《かっこいい彼》が好きなら追いかけない方がいいって事。

もちろんみんながみんなそうじゃないのかもしれないけれども!!(←偏見なのかもしれないけどさ!!笑)

 

 

バンドマンっていうのは

どうしてもかっこよさや、強さが求められがちで

それはもちろんステージ人間としてそうあるべきだと私も基本は思っています。基本は!!

 

 

でもそんなのってバンド以外の人でもそうで

会社でめちゃくちゃ仕事できるかっこいい上司も

毎日ずーっと家でかっこいいわけじゃないと思います。

 

 

結局女の子である私たちが

普段かっこいい彼氏に提供してあげるべきは

《落ち着いてられる場所》だと思い至りました。

(ほんと元彼の皆さんすいませんでした。なんで気づかなかったんすかね、まじほんとすいません。)

 

 

そして私たちが好きでいるべき部分は

むしろかっこいい所より、弱くて可愛いところなんじゃあないかな〜と思い始めました。

 

 

かっこいい所=尊敬できるところ

弱い所=可愛いところ

そう思える事が出来ると思ったら私は告白してもいいんじゃないかなあって思うよ!友達!笑

 

 

いやもちろんあれよ!これが全てじゃないのよ!

ただ私今そう思ってるだけなので!!

あくまでも私の思ってることなんですあああ!!

 

 

まぁでも、バンドマン、思ってるより、イイョ

 

 

おやすみなさい~|´-`)

「ばーちゃんになる。」

私がお母さんになったら、

私のお母さんはおばあちゃんになる。

私の子供がお母さんになったら

私はおばあちゃんになる。

 

 

当たり前の事のようだけど

当たり前なのはお母さんがお母さんであって

私が娘で子供であるということ。

 

 

私がママと呼ぶ人は人生でこれからも1人。

変わらないと思ってた。

でも結婚して子供が出来たら

私はママをばぁばと呼ぶ。

 

 

最近そんな事が頭から離れない。

それはママが結婚した年齢に自分が近づいているからかもしれない。

まだ実感が湧かないから余計生き急いじゃう。

 

 

 

不思議。

自分が結婚とか言ってるの。

ずーっとバンドマンしてる方が気持ちとしてはずっと楽だ。

一生懸命走り抜けるしかしたことないから

今後のことを考えて今はこうする。耐える。止まる。我慢する。

を知らない。

 

 

したことがない。

 

 

女の子としての器がない。御猪口レベル。

 

 

いつか飛び込みの5mプールぐらい

深い器になったら

おばーちゃんになるのかもしれない。

結婚するまでの時間は器を広げるための修行。

 

 

人は生まれた時から死に向かって歩いているというけど

死というゴールを迎えるまでには

たくさんクリアしなきゃいけない壁はあると思う。

 

 

遅かれ早かれ、私はどこかで成長しなければならない。

一生懸命だけが取り柄の"弾丸娘"では

お嫁さんにもなれない。

 

 

私の生きる道のりは

まだまだ辛く苦しく長いのだ|ω・)

でもその先にある幸せと人生のゴールへむけて

私は今日も頑張るのである(☝︎ ˙-˙ )☝︎ふぅー!!

「コード進行が一緒じゃダサいの?」

ずーーっと思ってきました。

東京に初めて遠征に行った日に言われました。

「よく見たらカポ変えてるだけで進行一緒だし、もっと考えたら?」

かっこいいと思わないバンドに言われたので

余計腹立ったのを覚えてます(◦ˉ ˘ ˉ◦)

 

 

てかあんたも私の手の動き見なきゃ分かんなかったんでしょ?ってなりました。

というのも、曲を聴いて

「どの曲も同じに聞こえる。」現象は

わりと少なくないと思いますし、

そう思われるなら仕方ないかなと思いますが…

 

 

メロディーが違ったら良くないですか?!←

 

 

Baby Leafの曲はカポの位置は違えど

ほぼほぼの曲が

 

C/D/Bm/Em

C/D/G/G

 

で一曲まるまる弾くことができます。

 

 

ここで問題です。

Baby Leafの音源を持ってる人に質問。

 

 

・空の向こうと。

・ダイキライ。

・シンデレラ。

・ふわふわ。

 

この4つの曲のサビ、

あの進行で弾けないのはどれでしょう?

 

 

 

答えは

「シンデレラ。」のみです。

 

 

逆を言うとほかの3曲のサビはあれで弾けます。

空の向こうと。とダイキライ。なんて

あの進行だけで一曲弾けちゃいます。

 

 

僕が枯れる。もサビは最後の

"あとーどれーくらーいでーきみーをわーすれーらーれるの"以外あれで弾けます。

 

 

でも空の向こうと。とダイキライ。

一緒じゃん。っておもったことあります?!なくね?!

あるんならそれはもうすごい!すいません!ってなる!!

 

 

バンドマンがよく、西野カナだせぇ、とか

加藤ミリヤ重い、とか言って

やっぱ、ポストロックさいこー!

ベースのこのここの部分がさいこーだよねー!

この進行のこり方かっけぇー!とか言いますけど

 

 

そんなの楽器やってなきゃわかんねぇんだよ。

 

 

って思いながら聞いてます。

 

 

もちろんかっこいいんですよ、わかりますよ、

でもさ、なんか本質的な事忘れてません?って思います…。笑

ポストロックがダメ!とかではなくて

ポストロックじゃなきゃダメ!ってことはないと思うんですよねぇ…笑

 

 

ダンスミュージックがどうとか、

ラウドロックがどうとか、

音が重いとか軽いとか、

コードがおしゃれとか、簡単とか、

そんなことどーでもいいと思うんですよ!私!

 

 

もっとみんなが聴いていて

引き込まれるような!!!!

時には感動して涙を流せるような!!!

時には嫌なことを忘れて踊り狂えるような!!!

時には闇に落ちそうなぐらい落ち込ませてくるような!!!

時にはカフェでききたいようなゆったりでもおしゃれな感じのベースラインが聞こえるような!!!

 

 

なーんかこう変に凝り固まった人多いなぁう〜ん

って思うことがあったので書きました!!笑

 

 

Baby Leafのコード進行はとてつもなく簡単です。

(シンデレラ。はちょっと難しいとこもある←彩奈レベルには難しいだけ)

 

 

なのでいつでも聴いてくれたら教えますので

ぜひ弾き語ってください\( ・ω・ )/

 

「午後11時の証言」

「最低女」と呼ばれて

この8年間を生きてきた。

 

 

つい3日前の事。

私の人生を大きく変えることとなったある人物から

facebookでメッセージが来た。

よく見てみるとひと月前にも来ていたが

「誰だこいつ。出会い厨かよ。」と、スルーしていた。

その名前もその顔も、もう何も思い出せなくなっていたことに今更驚く。

 

 

彼は23歳だった。

いつも同じ水着に濡れた髪。

お酒の飲みすぎか、少しお腹が出てきている。

子供への笑顔はどこか怪しげで、私は普段どんな人なんだろうと興味を持っていた。

夜7時に練習が終わると

私はいつも通り、使っていたビート板を片付けに行く。

早くシャワーを浴び、さっさと帰って夕飯を食べたい時間だ。

いつもより早歩きになり、濡れた体に冷たい風が当たる。

右手を彼に掴まれたのは

ずらりとビート板が並んだ棚の数歩手前だった。

「メアドおしえてよ。」

確かそう言われた気がする。

はっきりとは覚えていないが

「え、あ、はい…。」

と答えた私は瞬時に何かを期待した。

それから彼への恋愛感情が生まれるまで

そう時間はかからなかった。

 

 

練習が終わると、友達には「先に帰る。」と伝え

そそくさと駐車場の端へ隠れる。

夕方のジュニアクラスでは子供の練習を一目見ようと、親御さんの車で満車になるこの駐車場も

夜7時を越えるクラスとなると、さすがにギャラリーも少ない。駐車場はほとんどがら空き状態だった。

火曜と金曜にしか会わないその彼は

お世辞にもイケメンとは言い難い。

何に惹かれているのか、自分でもあまりわからない。

だが、車の助手席、好きな人の運転、たばこ、おさけ、一人暮らしの家、ワンルーム

全てが新鮮で新しく見えた。

と同時に、同級生の子たちへの優越感も感じていた。

中学3年生だった。

 

 

愛だの恋だの、そんなことはどうでもいい。

私は気づいていた、彼には私以外に大切な人がいるということ。

そして彼も私がそれに気づいていることを知っていた。

初めて彼の家へ行った時だ。

テレビの前の写真立てが倒れていたから、純粋な気持ちで直そうと思った。

なぜ倒れているのかなど考えもせず、

中腰になり、ゆっくりと手を伸ばすと

そこには彼と彼の母親、そして私もよく知る女性が写っていた。

胸が締め付けられるような感覚。

怒りではない、悲しみでもない、なんとも言えないこの気持ちのやり場を私はまだわからなかった。

彼には何も言わずにいたが、

倒れていたはずの写真立てが立っているということはどういうことなのか

彼も理解はしていただろう。

 

 

だが、その後も何も聞かず、何も言わないまま

4ヶ月程、彼との関係は続いた。

世間が年越しの賑やかさを徐々に忘れ、街がいつも通りの穏やかさを取り戻す頃、

私はいつも通り練習が終わり、駐車場の端へ隠れていた。

「お疲れ、待った?」

声のする方を振り向くと私は笑顔で首を振った。

その夜、彼は私を家にも連れていかず、車にも乗せず、私を公園へ連れて行くと、ベンチに座り、私の腕を引っ張って膝に乗せた。

不安定だがタイツ越しの太ももから伝わる体温が私の口元を緩める。

彼は私をぎゅっと抱きしめると

もう記憶にもないどうでもいい事を言った。

その時、私はなんとなく愛されていないような気がした。薄っぺらい言葉が冷たい風に乗って耳へ侵入してくる。私は愛が冷めるのを感じ取った。

「ねぇ。私は彼女になれないの?」

咄嗟にでた言葉だった。彼と今後も一緒に居たいと心から願っていたなら口からこぼれる言葉ではない。私ももうどこかで「もーいいや。」という感情はあっただろう。

だが、全てをぶった切って話したわりに彼はそこまで驚いた様子もない。

予想していたのかもしれない。むしろ4ヶ月も何も言わないでいた事に感心さえされていたかもしれない。

彼は小さなため息をついた。一月の冷たい夜の風が抱きしめる腕を緩めた彼との間に流れ込む。

背筋がすっと寒くなった。

「高校生になってくれるまでダメかな…。」

私はつばを飲んだ。心が苦しくなる。分かっていた。どうせ付き合ってはくれないと。

でも分かっていたからこそ、今まで口に出してこなかった。弱々しくもあるが、はっきりとしたその言葉はしっかりと心に突き刺さっていた。

 

 

 

大人の矛盾は嫌いだ。

大人は身勝手だ。

都合よく遊んでいただけ。

ただ奪われるものだけ奪われ、結局何も貰えやしないじゃないか。

 

 

私は電車に乗った。

既に車で送ってもらうことさえ無くなっていたことに気づかなかった自分が怖くなる。

恋は盲目、と言えども私は中学生。

大人にとって、同じ大人をおもちゃにするより

断然安くつくだろう。そして容易に手に入る。

私は付け込まれていた。自分の弱さに、自分の甘さに、そして優しさに。

急に腹が立ってくると、そんな人か。と思った瞬間、長く感じていた彼への興味は失せていく。

失せれば失せるほど、全てを奪った彼への怒りは収まらなくなっていった。

私はスクールを辞めた。

私と彼の関係に勘づいてた人も居て、ちょっといづらくなっていたのは確かだ。

それにもう中学卒業、春からの高校生活は気持ちを入れ替え、頑張りたいと思っている。

だが、一つだけ、子どもの私ができること。

 

 

「もしもし、私、こないだ退会したスクール生なんですが、支配人いますか?」

「あ、私ですが、」

私は真実をすべて話した。

生々しくも彼の言った言葉も全て話した。

 

 

彼は富山に飛ばされたと聞いたが

職を奪いたいと思っていた私にとってはなんとも不服な結果だ。

 

 

そんな彼が8年越しに連絡してきたというので

私は少し怖くなった。

「会いたい。」

 

 

なーんだ。しょーもない。

 

 

私は鼻で笑うと、メッセージアプリごと削除した。

「人生の踏み外し方、間違えた。」

まぢで→

ゃばすぎん???

がったゃばたんゃん。

なぁーのことほんまにスキ思っとん???

ぇ、まぢでさぁ、ナメゃんといて???

まぢナメすぎゃからwww

 

 

みたいな高校生でしたが

中学の頃からそうだったわけではないんですよ。

中学とかビビるぐらい学校行きづらい系女子で

日々、ブスブス、大根足ー、きもー、と言われる日々でありました。

 

 

まぁそうなったのには私にも原因があるので

一概に誰が悪いとかそういう話ではなく笑

 

 

そーゆー悪口を言っていた子たちに

もはや憧れの視線さえ向けていて

ちょっとあーゆーの、かっこいいと思ってた!

キラキラしてるぅ~ってもんですよね|ω・)

 

 

要するに陰キャである私は

スクールカーストの上位に憧れていたわけです。

 

 

だからグレるべくしてグレたわけではなく

グレたくてグレた勢なんですよ。

なので彼氏はヤンキーでよくても

その彼氏の周りとは結局仲良くできない日々が続き

彼氏との共通の友達なんてほぼ作れなかったんです。

 

 

ある意味背伸び。

 

 

彼氏だってヤンキーであればあるほど

悪ければ悪いほど良くて

レベルアップと言わんばかりに

別れてはまた乗り換え、別れては乗り換えを

繰り返していました。

 

 

当時の私はどうしてもスクールカーストの上位についていたかったんですね〜

 

当時もそう感じてたかもしれないけど

今思うと冷静に考えたら「楽しくない」

でも周りを見渡すと「楽しくしていたい」

 

 

そんな葛藤の中で一端のヤンキーになるため

日々親に反抗を続けていました。

それが私のJK LIFE。

 

 

三者面談で「将来どうするの?」と言われ

「バンドやる。音楽やる。」

「音楽できなくなったらどーするの?」

「は?そんなことなんないから。ロック、まぢ自由だし。」

と言い放った私は

"今の私めっちゃかっこいい"と思ってました。

 

 

今思えば恥ずかしいでしかない。

一生の黒歴史!!

 

 

でも誰だって憧れに現実が追いつかないこともあって、いつの間にか自分を見失ってたりするものです。

結果として私は一時期自分の性別さえ見失っていました。笑

 

 

それも私の人生ですし

その人生が今の私を作ってくれていることは十分に承知しているつもりではありますが

後悔は尽きないですね(๑´ω`๑)

 

 

ぜひ自分の子供には、しっかり芯を持って生きていて欲しいなぁと思います。笑

 

 

私は一体何が好きなのか

私は一体何がしたいのか

今一度考えてみて、次こそは、

バンドを始めた頃のようにただ真っ直ぐ

脇見をせずに進んでいけたらなぁと思います👍

 

 

という、自己暗示…!!!!!